金投資 現物投資の基礎知識(2)~ 地金型金貨について
金投資 現物投資の基礎知識(1)~ 金地金について に続き、現物投資となる「地金型金貨」についてご説明します。
● 地金型金貨(コイン)
金地金より手軽な感覚で金投資ができるのが、地金型金貨(コイン)です。
比較的小口の資金から金投資をスタートできる点が、メリットです。
そもそも金貨には「記念金貨」と「地金型金貨」がありますが、おもに投資用に鋳造されたのが地金型金貨で、その鋳造は各国政府(造幣局)が行っています。
もちろんその重量と品位については、各国の政府が保証しています。
投資用とは言っても、金貨のデザインには国ごとの工夫が凝らされていますし、また金の輝きと質感は、保有の喜びを十二分に満たしてくれます。
日本の投資家にとってなじみが深く、また一般に広く出回っているのは、カナダ政府の「メイプルリーフ金貨」、オーストラリア政府の「ウィーン金貨」「カンガルー金貨」などです。
現在日本で販売されている地金型金貨には24Kと22Kの二種がありますが、これらの金貨はいずれも24Kで純度99.99%です。
地金型金貨の大きさは重さで決まっていて、1(トロイ)オンス・2分の1オンス・4分の1オンス・10分の1オンスの四種類があります(トロイオンスについては 金投資の基礎知識~金相場の過去の推移を知る。 ご参照)
地金型金貨の価格には鋳造コストや流通コストなどのプレミアムが上乗せされているため、グラムあたりの価格は金地金よりも高くなっています。
また金地金同様に、販売価格と買取価格の間には販売会社間によっても異なる差(スプレッド)がありますが、このスプレッドも一般に金地金より大きめに設定されています。
地金型金貨の購入・売却における大きなメリットとしては、金地金のような「売買手数料が一切かからない」ことです。
ただし売買手数料はかからなくても、購入時と売却時には消費税が加算されるので注意が必要です。
相場による価格変動も当然にありますし、販売会社によって販売・買取価格が異なってくることも当然です。
地金型金貨は金地金と同じく元本保証もなく、預金保険においても対象外となります。
また売買によって利益を得た場合の課税の取扱いは、金地金と同様になります(金投資 現物投資の基礎知識(1)~ 金地金 をご参照)。
毎年目標をたてて金貨を一枚ずつコツコツと増やしていくとか、各国別の記念金貨もコレクションに入れるとか、あるいは贈答用にも使えるなど、投資にちょっとした彩りを添えることもできるのも、地金型金貨ならではの特色ですね。
次のコラム 金投資 現物投資の基礎知識(3)~ 純金積立 では、純金積立のポイントをご説明します。